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2015.08.11「結婚式」 白無垢と赤い打ち掛けのほんとうの意味。
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和装

 

和装の場合、花嫁は白無垢と呼ばれる真っ白な花嫁衣装を着ますね。

”白”という色は、現代では真っ白のまま嫁ぐ、

相手の家の色に染まるようにという説明が一般的です。

しかし、実は本来の意味はそうではありませんでした。

古来、日本では色や模様はそれだけで意味を成すと考えられていました。

赤色はエネルギーが強く、

隙のない麻の葉やカゴメの模様も魔を退散させると信じられ、

厄除けに使われていました。

和装の結婚式は、白無垢を着て綿帽子をかぶります。

綿帽子の下には”角隠し”があります。

”角隠し”は分金高島田結った髪の上に飾る白い帯状の布のこと。

”角”を隠しているわけです。

”角”のはえたものは鬼、鬼はあの世のものの象徴です。

白無垢を着て綿帽子で顔を隠してお墓参りにいくのは、

死んだ人が帰ってくるのと同じ。

それが、次に色打ち掛けに着替えて出てきた時点で”角隠し”が取れます。

”角”がなくなり、生まれ変わるのです。

色打ち掛けの赤色は生まれ変わった赤ちゃんであり、血液の象徴。

その赤い色を身体に取り入れて甦るわけです。

お色直しで赤い色打ち掛けを着る意味がここにありました。

ですから白い衣裳を着たら、赤い色の衣裳も着る。

もしくはどこかに赤い色を使う。

でないと、生まれた家のことして死んで、

嫁いだ先でも死んだまま鬼でいることになるので、

嫁ぎ先でうまくいかなかったり、

かかぁ天下になるといわれていたようです。

自分が生まれた家の娘としてはいったん死に、

そして新たに血を入れて甦り、嫁ぐ家で生きるという考えです。

 

 

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結婚式は、一生のなかでもとても大切な儀式。

特に女性にとってはそうですね。

嫁ぐということは、このように一度死んで生まれ変わって

新しい家で生きていくという覚悟が必要ということでしょうね。

昔の人はその時その時を真剣に生きていますね。

覚悟が違うか。

今のように流されないですね。

そう、自分できっちりと覚悟を決めて行っているのですね。

日本人の心なんです。

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